フロリダからロサンゼルスへ!飛行機の時間と長い移動の攻略法
アメリカ国内旅行の中でも特に人気の高いフロリダとロサンゼルス。しかし、この2つの都市間の移動は、国内線とは思えないほどの長距離です。直行便のフライト時間や乗り継ぎにかかる時間はもちろん、オーランドとマイアミからの飛行時間の違い、そして実際の距離はどのくらいなのでしょうか。意外と知られていない総移動時間の長さや、3時間ものタイムゾーンの違いによる身体への影響も気になるところです。この記事では、時差ボケしない方法や子連れ移動のコツ、おすすめの航空会社やLCCの賢い選び方、深夜便・早朝便の活用術まで、長いフライトを快適に乗り切るための情報を網羅的に解説します。ウォルト・ディズニー・ワールド(WDW)からの移動プランや、ロサンゼルス国際空港(LAX)到着後の所要時間、弾丸旅行は可能なのか、最低でも必要な日数の目安まで、あなたの旅行計画に役立つ「要点確認」を行います。フロリダとロサンゼルス間の飛行機移動に関するあらゆる疑問を解決し、最高の旅を実現させましょう。
- フロリダとロサンゼルス間の正確なフライト時間や総移動時間がわかります。
- 時差ボケ対策や子連れ移動のコツなど、長いフライトを快適に過ごす方法を学べます。
- フルサービスキャリアとLCCの違いを理解し、自分に合った航空券を選ぶポイントが明確になります。
- 無理のない旅行計画を立てるための、具体的な日数の目安を知ることができます。
フロリダ ロサンゼルス間の飛行機 時間の基本情報
- 直行便のフライト時間と乗り継ぎにかかる時間
- オーランド・マイアミからの飛行時間はどう違う?
- 実際の距離は何キロ?アメリカ大陸横断の体感
- 国内線なのに長い!意外とかかる総移動時間
- タイムゾーンの違いと時差による身体への影響
直行便のフライト時間と乗り継ぎにかかる時間

フロリダからロサンゼルスまでのフライトを計画する際、まず気になるのが飛行時間でしょう。この区間の移動は、直行便を利用するか、乗り継ぎ便を選ぶかによって大きく所要時間が変わってきます。
直行便を利用する場合、平均的なフライト時間は約5時間30分から6時間程度です。西海岸から東海岸へ向かう復路(ロサンゼルス発フロリダ行き)は、偏西風の影響を受けるため、少し短くなり5時間前後で到着することが多くなります。
一方、乗り継ぎ便を利用する場合、総移動時間は乗り継ぎ地点での待ち時間(レイオーバー)によって大きく変動します。例えば、ダラスやデンバー、シカゴといった主要なハブ空港で乗り継ぐのが一般的です。フライト時間自体は合計で6時間程度でも、乗り継ぎ時間が2〜3時間加わるだけで、総移動時間は8時間から10時間を超えることも珍しくありません。乗り継ぎ時間が短い便は便利ですが、遅延のリスクを考えると、最低でも1時間半程度の余裕を見ておくことをおすすめします。
- 直行便のメリット: 移動時間が短く、身体的な負担が少ない。荷物紛失のリスクが低い。
- 直行便のデメリット: 乗り継ぎ便に比べて航空券の価格が高くなる傾向がある。
- 乗り継ぎ便のメリット: 航空券が比較的安価な場合が多い。乗り継ぎ地で少し休憩できる。
- 乗り継ぎ便のデメリット: 総移動時間が長くなる。乗り継ぎの遅延や失敗のリスクがある。
時間を優先するなら直行便、費用を抑えたいなら乗り継ぎ便と、ご自身の旅行スタイルに合わせて選択することが大切です。
オーランド・マイアミからの飛行時間はどう違う?
フロリダ州には、オーランド国際空港(MCO)とマイアミ国際空港(MIA)という2つの主要な国際空港が存在します。どちらの空港からロサンゼルスへ向かうかによって、フライト時間にもわずかな違いが生じます。
地理的に見ると、マイアミはオーランドよりも南東に位置しています。そのため、ロサンゼルスへのフライトは、一般的にマイアミ発の方がオーランド発よりも15分から30分ほど長くなる傾向があります。
- オーランド(MCO)発 → ロサンゼルス(LAX)行き: 約5時間30分~5時間50分
- マイアミ(MIA)発 → ロサンゼルス(LAX)行き: 約5時間45分~6時間10分
もちろん、この時間は当日の天候や風向き、航空会社が選択する飛行ルートによっても変動するため、あくまで目安として捉えてください。航空券を検索する際には、両方の空港からのフライトを比較検討することで、より条件の良い便を見つけられる可能性があります。ウォルト・ディズニー・ワールドへのアクセスを重視するならオーランド、南フロリダやビーチリゾートを楽しむならマイアミと、旅の目的に合わせて出発地を選ぶと良いでしょう。
航空券を探す際には、3レターコードと呼ばれる空港コードを知っておくと便利です。
- ロサンゼルス国際空港: LAX (Los Angeles International Airport)
- オーランド国際空港: MCO (Orlando International Airport)
- マイアミ国際空港: MIA (Miami International Airport)
実際の距離は何キロ?アメリカ大陸横断の体感

フロリダとロサンゼルスの間を飛行機で移動するということは、広大なアメリカ大陸を横断することを意味します。その距離は一体どのくらいなのでしょうか。
直線距離で計算すると、以下のようになります。
- オーランドからロサンゼルスまで: 約3,550キロメートル(約2,200マイル)
- マイアミからロサンゼルスまで: 約3,770キロメートル(約2,340マイル)
この距離感を日本で例えると、東京からフィリピンのマニラや、ベトナムのハノイまでの距離に匹敵します。国内線でありながら、国際線並みの長距離フライトであることがお分かりいただけるでしょう。実際に飛行機の窓から外を眺めていると、フロリダの湿地帯から中央部の広大な平原、そしてロッキー山脈を越えて西海岸の都市部へと、アメリカの多様な地理的景観の変化を目の当たりにすることができます。まさに「大陸横断」を体感できる貴重な時間とも言えます。
長いフライト時間も、考え方次第で楽しむことができます。
- 窓側の席を予約する: 雄大なロッキー山脈やグランドキャニオンの上空を通過することもあり、絶景を楽しめる可能性があります。
- 映画や音楽を楽しむ: 見たかった映画を数本まとめて観たり、好きな音楽を聴きながらリラックスしたりするのに最適な時間です。
- 読書や勉強: 普段なかなか時間が取れない読書や、旅行先の情報収集に集中するのも良いでしょう。
国内線なのに長い!意外とかかる総移動時間

「フライト時間は約6時間」と聞くと、それだけで計画を立ててしまいがちですが、実際の移動にはもっと多くの時間がかかります。見落としがちなのが、空港での手続きや移動を含めた「総移動時間」です。これは、自宅を出発してから目的地のホテルに到着するまでの全ての時間を指します。
具体的なタイムスケジュールをシミュレーションしてみましょう。
時間 | 行動 | 所要時間 | 累計時間 |
---|---|---|---|
午前9:00 | フロリダのホテルを出発 | - | 0分 |
午前9:00 - 10:00 | 空港へ移動 | 1時間 | 1時間 |
午前10:00 - 11:00 | チェックイン・荷物預け入れ | 1時間 | 2時間 |
午前11:00 - 12:00 | 保安検査・搭乗ゲートへ移動 | 1時間 | 3時間 |
午後12:00 - 12:30 | 搭乗・待機 | 30分 | 3時間30分 |
午後12:30 - 午後6:00 | フライト(5時間30分) | 5時間30分 | 9時間 |
(LA時間) 午後3:00 - 3:30 | 降機 | 30分 | 9時間30分 |
(LA時間) 午後3:30 - 4:15 | 手荷物受け取り | 45分 | 10時間15分 |
(LA時間) 午後4:15 - 5:15 | ロサンゼルスのホテルへ移動 | 1時間 | 11時間15分 |
このように、フライト時間が5時間半だとしても、ドア・ツー・ドアで考えると11時間以上かかる計算になります。これはあくまでスムーズに進んだ場合の例です。交通渋滞や空港の混雑によっては、さらに時間がかかる可能性もあります。ほぼ丸一日が移動で潰れてしまうことを念頭に置いて、旅行計画を立てることが重要です。
アメリカの国内線では、出発時刻の最低でも2時間前には空港に到着することが推奨されています。特にオーランド(MCO)やロサンゼルス(LAX)のような大規模な空港は、保安検査場が非常に混雑することがあります。感謝祭やクリスマスなどのホリデーシーズンは、3時間以上の余裕を持つと安心です。
タイムゾーンの違いと時差による身体への影響

フロリダとロサンゼルス間の移動で、もう一つ忘れてはならないのがタイムゾーンの違いです。アメリカは広大な国のため、国内に複数のタイムゾーンが存在します。
- フロリダ州: ほとんどの地域が東部標準時(ET / Eastern Time Zone)
- カリフォルニア州(ロサンゼルス): 太平洋標準時(PT / Pacific Time Zone)
東部時間(ET)は太平洋時間(PT)よりも3時間進んでいます。 つまり、フロリダが正午12時のとき、ロサンゼルスはまだ朝の9時です。この3時間の時差は、身体に思わぬ影響を与えることがあります。
フロリダからロサンゼルスへ移動する(東から西へ)場合、現地に到着すると時間が3時間戻る形になります。そのため、1日が長くなったように感じ、比較的適応しやすいかもしれません。しかし、問題は復路です。ロサンゼルスからフロリダへ戻る(西から東へ)際には、3時間失うことになります。例えば、夜8時にロサンゼルスを出発する飛行機に乗ると、5時間のフライトを経てフロリダに到着するのは、時差を加えて翌朝の6時です。体内時計はまだ夜中の3時なので、睡眠不足や強い疲労感を感じやすくなります。
時差ボケは、タイムゾーンを越えて移動した際に、体内時計(サーカディアンリズム)が新しい現地の時刻に同調できずに生じる心身の不調のことです。症状としては、倦怠感、睡眠障害、頭痛、食欲不振などが挙げられます。一般的に、1時間以上の時差がある場合に起こりうるとされています。対策については次の章で詳しく解説します。(参照:CDC - Jet Lag)
旅行のパフォーマンスを最大限に発揮するためにも、この時差を理解し、対策を立てておくことが大切です。
長いフロリダ ロサンゼルス間の飛行機 時間の攻略法
- 時差ボケしない方法と役立つ子連れ移動のコツ
- おすすめ航空会社比較と格安航空LCCの選び方
- 深夜便・早朝便のメリットと旅行計画の注意点
- WDWからの移動プランとLAXからの所要時間
- 弾丸旅行はきつい?最低でも必要な日数の目安
時差ボケしない方法と役立つ子連れ移動のコツ

約6時間のフライトと3時間の時差は、大人にとっても子供にとっても負担が大きいものです。ここでは、移動の疲れを最小限に抑え、旅行を最大限に楽しむための具体的な方法を紹介します。
時差ボケを軽減する方法
時差ボケを完全に防ぐことは難しいですが、いくつかの工夫で症状を和らげることが可能とされています。
- 出発前から体内時計を調整する: 旅行の数日前から、目的地の時間に合わせて少しずつ就寝・起床時間をずらしていくと、身体が慣れやすくなります。
- 機内での過ごし方: 飛行機に乗ったら、時計を目的地の時刻に合わせましょう。到着地の時間帯が夜なら機内で眠るように努め、昼ならなるべく起きて過ごすのがおすすめです。
- 水分補給をこまめに: 機内は乾燥しているため、脱水症状になりがちです。アルコールやカフェインの摂取は控え、水をたくさん飲むことを心がけてください。
- 到着後の行動: 目的地に到着したら、眠くてもできるだけ現地の時間に合わせて行動しましょう。特に、太陽の光を浴びることは体内時計のリセットに効果的とされています。
子連れ移動を乗り切るコツ
小さなお子様連れの長距離移動は、特に周到な準備が求められます。
- 新しいおもちゃや絵本: まだ見たことのない物で興味を引きつけ、飽きさせない工夫をします。シールブックなどもおすすめです。
- お気に入りのお菓子や飲み物: 食べ慣れたものがあると、子供の安心につながります。
- タブレットやポータブルDVDプレイヤー: アニメや映画を見せて、静かに過ごしてもらう時間を作ります。ヘッドホンの持参も忘れずに。
- 耳抜き対策グッズ: 離着陸時の気圧の変化による耳の痛みを和らげるため、赤ちゃんにはおしゃぶりやミルク、幼児にはアメやグミが有効です。
- 着替え一式とウェットティッシュ: 飲み物をこぼしたり、汚したりした時に備えて、一式持っておくと安心です。
また、空港では搭乗前にキッズスペースなどで思い切り遊ばせ、体力を消耗させておくと、機内で寝てくれる可能性が高まります。航空会社によっては、ベビーベッド(バシネット)の貸し出しや子供向けの機内食サービスがあるので、予約時に確認しておくと良いでしょう。
おすすめ航空会社比較と格安航空LCCの選び方

フロリダとロサンゼルス間には、多くの航空会社が就航しています。大きく分けると、充実したサービスを提供する「フルサービスキャリア(FSC)」と、価格を抑えた「格安航空会社(LCC)」の2種類があります。それぞれの特徴を理解し、自分のニーズに合った会社を選ぶことが重要です。
主要な航空会社
- フルサービスキャリア(FSC): アメリカン航空、デルタ航空、ユナイテッド航空など。大手ならではの安心感とサービスが魅力です。
- 格安航空会社(LCC): スピリット航空、フロンティア航空、ジェットブルー、サウスウエスト航空など。低価格が最大の武器です。
項目 | フルサービスキャリア(FSC) | 格安航空会社(LCC) |
---|---|---|
航空券価格 | 比較的高め | 非常に安い場合がある |
受託手荷物 | 基本的に有料(上級会員などは無料の場合も) | ほぼ全て有料(料金は高め) |
機内持ち込み手荷物 | 無料(サイズ・重量規定あり) | 有料の場合が多い(特にスピリット、フロンティア) |
座席指定 | 無料または有料で可能 | 基本的に有料 |
機内サービス | ドリンク、スナックが無料。Wi-Fiやエンタメが充実。 | 全て有料。サービスは簡素。 |
座席の広さ | 比較的広い | 狭い傾向がある |
遅延・欠航 | 比較的少ない。代替便の振替などがスムーズ。 | 多い傾向あり。振替が難しい場合も。 |
LCCを選ぶ際の注意点
LCCの表示価格は非常に魅力的ですが、手荷物料金や座席指定料などの追加料金を加えていくと、結果的にFSCと変わらない、あるいは高くなるケースがあります。予約する際には、最終的に支払う総額で比較することが不可欠です。
LCCを利用する際は、予約の最終確認画面で総額を必ずチェックしましょう。特にスピリット航空やフロンティア航空は、機内持ち込みのキャリーケースサイズの手荷物にも料金がかかります。荷物が多い場合は、最初からFSCを選んだ方が安く済むことも多いです。
価格を最優先し、荷物が少なく、サービスの簡素化を気にしないのであればLCCは良い選択肢です。一方で、子連れ旅行や快適さを求めるなら、デルタ航空やジェットブルー(LCCの中でもサービスが良いと評判)などのフルサービスキャリアに近い航空会社を選ぶと安心でしょう。
(参照:アメリカン航空公式サイト)
深夜便・早朝便のメリットと旅行計画の注意点

長い移動時間を有効に使うために、深夜便や早朝便の利用を検討する方もいるでしょう。これらの便にはそれぞれメリットとデメリットがあり、自身の旅行スタイルや体力に合わせて賢く選択する必要があります。
深夜便(レッドアイフライト)
「レッドアイフライト」とは、夜に出発して翌朝に到着する便のことです。夜通し飛行するため、到着時に目が充血していることからこの名前がつきました。
- メリット:
- 移動中に睡眠をとることで、宿泊費を1泊分節約できます。
- 到着日の朝から活動を開始できるため、現地での滞在時間を最大限に活用可能です。
- 日中の便に比べて、空港の混雑が緩和されていることがあります。
- デメリット・注意点:
- 機内で十分に眠れないと、到着後に激しい疲労感に襲われ、初日の活動に支障をきたす可能性があります。
- 早朝に到着しても、ホテルのチェックイン時間まで荷物を預かってもらう必要があります。
- 空港までの公共交通機関が深夜は運行していない場合があり、割高なタクシーやライドシェアを利用する必要が出てきます。
早朝便
朝の早い時間帯(例:午前6時台や7時台)に出発する便です。
- メリット:
- 午前中に目的地に到着できるため、到着日の午後から時間を有効に使えます。
- 一般的に、一日の最初の便は遅延が少ない傾向にあります。
- 到着後のプランに余裕が生まれます。
- デメリット・注意点:
- 出発の2時間前には空港にいる必要があるため、午前3時や4時に起きなければならないこともあります。
- 前日の睡眠時間が不足しがちになり、移動中に疲れてしまう可能性があります。
- 深夜便同様、早朝の空港までの交通手段を確保しておく必要があります。
体力に自信があり、時間を効率的に使いたい若い旅行者には深夜便が向いているかもしれません。一方、家族旅行や体力的な負担を避けたい場合は、日中の便を選ぶか、早朝便を利用して到着後はゆっくり過ごす計画を立てるのがおすすめです。
WDWからの移動プランとLAXからの所要時間

多くの旅行者がフロリダでウォルト・ディズニー・ワールド(WDW)を訪れ、その後ロサンゼルスへ移動するプランを立てます。この具体的な移動の流れと、到着後の動きを把握しておきましょう。
ウォルト・ディズニー・ワールド(WDW)からオーランド空港(MCO)へ
WDWリゾート内のホテルから、出発地となるオーランド国際空港(MCO)までの移動が必要です。
- Mears Connect / Sunshine Flyer: WDWが公式に提携していたシャトルバスの後継サービスです。事前予約制で、複数のホテルを巡回しながら空港へ向かいます。時間はかかりますが、料金は比較的安価です。
- ライドシェア(Uber / Lyft): 最も早く、プライベートな空間で移動できます。料金は時間帯や需要によって変動しますが、3〜4人ならシャトルバスより割安になることもあります。
- タクシー: 料金は最も高くなりますが、確実に利用できる安心感があります。
所要時間は交通状況によりますが、おおよそ30分から1時間程度を見込んでおくと良いでしょう。フライトの時間に合わせて、余裕を持った移動計画を立てることが大切です。
ロサンゼルス空港(LAX)から主要観光地へ
ロサンゼルス国際空港(LAX)に到着後、目的地までの移動が待っています。LAXは世界でも有数の交通量を誇る空港で、周辺道路は常に渋滞していることで有名です。
ロサンゼルスの交通渋滞は深刻で、特に平日の朝夕のラッシュアワーは移動時間が予測の2倍以上かかることもあります。移動時間は多めに見積もっておきましょう。
以下は、交通状況が比較的スムーズな場合の所要時間の目安です。
- LAX → サンタモニカ: 約30分~1時間(ライドシェア、タクシー)
- LAX → ハリウッド: 約45分~1時間30分(ライドシェア、タクシー、シャトルバス)
- LAX → アナハイム(ディズニーランド・リゾート): 約1時間~2時間(ライドシェア、タクシー、ディズニーランド・リゾート・エキスプレスバス)
- LAX → ダウンタウンLA: 約45分~1時間30分(ライドシェア、タクシー、フライアウェイバス)
空港からは、シャトルバス、公共バス、ライドシェア専用の乗り場「LAX-it」から乗車するUber/Lyftなど、多様な交通手段が利用できます。事前に目的地までの最適なルートを調べておくことを強くおすすめします。
弾丸旅行はきつい?最低でも必要な日数の目安

「フロリダとロサンゼルスを一つの旅行で回りたいけど、休みがあまり取れない」という方もいるかもしれません。果たして、この長距離移動を伴う旅行で、弾丸旅行は現実的なのでしょうか。
結論から言うと、1泊2日や2泊3日といった弾丸旅行は、移動の負担が大きすぎるため、非常におすすめできません。
前述の通り、片道の総移動時間はドア・ツー・ドアで10時間以上かかります。往復で考えると、移動だけで丸2日間近くを費やすことになります。例えば、3日間の休みで旅行を計画した場合、以下のようになります。
- 1日目: ほぼ終日、ロサンゼルスへの移動。夕方に到着後、ホテルにチェックインして終了。
- 2日目: 唯一の終日自由行動日。時差ボケと移動の疲れが残る中での観光。
- 3日目: 朝から空港へ移動。ほぼ終日、フロリダへの移動。夜に帰宅。
これでは、観光を楽しむというよりは、移動のために旅行しているようなもので、費用対効果も満足度も低くなってしまいます。
フロリダからロサンゼルスへ(またはその逆へ)旅行する場合、移動の負担と時差を考慮すると、最低でも現地にまる3日間は滞在できる日程、つまり合計で5泊6日程度を確保することをおすすめします。
- 1日目: 移動日
- 2日目: 現地観光(時差調整)
- 3日目: 現地観光
- 4日目: 現地観光
- 5日目: 移動日
- 6日目: 予備日・帰宅
これだけの日数があれば、移動の疲れを癒しつつ、現地の魅力を十分に楽しむ余裕が生まれます。もし両都市のディズニーパークを巡るなど、目的が多岐にわたる場合は、さらに長い日程を計画するのが理想的です。
要点確認!フロリダ ロサンゼルス 飛行機 時間
最後に、この記事で解説してきたフロリダとロサンゼルス間の飛行機移動に関する重要なポイントをまとめます。旅行計画の最終チェックにお役立てください。
- フロリダとロサンゼルス間の直行便フライト時間は、片道約5時間30分から6時間です。
- 乗り継ぎ便を利用すると、総移動時間は8時間から10時間を超えることもあります。
- マイアミ発はオーランド発よりもフライト時間がわずかに長くなる傾向があります。
- 両都市間の直線距離は約3,500km以上あり、国際線に匹敵する大陸横断フライトです。
- 空港での手続きなどを含めた総移動時間は、ドア・ツー・ドアで10時間以上かかることを想定すべきです。
- フロリダ(東部時間)とロサンゼルス(太平洋時間)には3時間の時差があります。
- 時差ボケ対策として、水分補給や到着後の日光浴が効果的とされています。
- 子連れ移動では、新しいおもちゃやお菓子、耳抜き対策グッズなどの準備が重要です。
- 航空会社は、サービス重視ならFSC(アメリカン航空など)、価格重視ならLCC(スピリット航空など)を選びます。
- LCCを選ぶ際は、手荷物などの追加料金を含めた総額で比較することが必須です。
- 深夜便(レッドアイフライト)は時間を有効活用できますが、体への負担が大きいというデメリットがあります。
- 早朝便は遅延が少なく、到着後の時間を有効に使えますが、早起きが必要です。
- WDWからオーランド空港(MCO)までは約30分~1時間、LAXから主要観光地までは渋滞を考慮して1~2時間を見込みましょう。
- 移動の負担が大きいため、2泊3日などの弾丸旅行は現実的ではありません。
- この区間を旅行するなら、移動日を除いて現地で最低3日は過ごせる、合計5泊6日以上の日程を確保するのが理想的です。